2015剱岳二日目長次郎谷より

2日目は朝3時半に起きて準備をし
軽い朝食をとって4時20分頃剱沢テントを出発。
剱沢小屋を過ぎ剱沢雪渓への降り口を探しながら下る(暗くて少しだけ道を間違え戻る)
途中明るくなったのでヘッデンのスイッチを切ろうとしたらどこかに落としてもう無かった。ヘルメットの上に付けてストッパーをしてなかったので気が付かなかった
(下山後に探しに行ったがもう無かった、がっくり)
物凄い音を立てて落ちるクロユリの滝の横を通る

雪渓に降りアイゼンを付けて歩き出す

平蔵谷の入り口

少し下って源次郎尾根の先端の岩場にニッコウキスゲの群落を見ながら長次郎谷に入る

途中クレパスを渡りながら上に進む

熊の岩が大きく見えてきた、日陰は寒く早くあの日の当たるところまで行きたい

熊の岩の左は雪が薄く危険と聞いてたので右から巻いて左俣に入った。
源次郎尾根の懸垂下降の岩がすぐ左横に見える(この時降りている人影は無かったが、暫く上に行ったら懸垂下降のチームが現れた。)

右の八ツ峰には数名のクライミングチームが垂直の岩場を登ってた。
我々の先を登るアンザイレンをしたチーム

この先にもアンザイレンをした二人が随分上にいたが途中で見えなくなった
剱岳頂上で休憩してたら暫くしてやって来たので右俣池ノ谷乗越経由で来たのだろうか?)
熊の岩から先は急傾斜になって緊張感が増すが雪が綺麗で景色は素晴らしい。

長次郎谷の上部来ると背丈を大きく越えるクレパスが多数現れる
ただ先行者のルーファイが素晴らしく足跡をたどって行けば何とか越えれた
だけど結構緊張する場面も有った。

八ツ峰の向こうの雲海に鹿島槍が浮かんでる
この頃は向こうの山々が見えてた。

コルのすぐ下で登り切って満足顔の周さん

稜線に出て長次郎の頭から向こうの北方稜線を望む

ちょっとだけ北方稜線を味わい(笑)予定より早く4時間半で8時50分に剱岳頂上に

これで剱岳は八度目の登頂、長次郎谷からは二度目
前回も感じたが長次郎谷からは稜線に登り上げた時点での感動のほうが高く
剱岳山頂は他のルートから登ったのと比べ何故かそんなに感激がない。
山頂で昨夜一緒に食事をした大阪からの単独登山のさっちゃんが別山尾根から登ってくるのを待ったが、いくら待っても来ないので途中で断念したのかと下り始めた、ところが少し降りたら途中で知り合った人達と一緒にやって来た。どこかで待とうかと聞いたけどいいですと言うのでテン場でまたと言ってすれ違う。
下りは別山尾根の一般ルートを降りるがここが一般ルートかと思うほど厳しい
鎖がなければ通れない場所も何箇所も有る

カニのヨコバイの下のハシゴで余裕の周さん

別山尾根の下りは厳しく長次郎谷の登りで疲れた足にはきつかった。
前剱をなんとか降り最後の水を分けて飲む
喉はカラカラやっとの思いで一服剱を越して剣山荘に入る
何よりも先に生ビールが飲みたかった。
その美味しかったこと、生き返った。
ここで昼食のうどんも食べる、汁のあるものが美味しかった。
剣山荘と剱沢小屋でアルコール類を仕入れながらテントに戻る
テン場の警備隊の前を通ると各ルートの注意書きが丁寧に書いてあった。
朝は暗くて気が付かなかった。

天気が良かったので外で宴会を始めたが、夕暮れになると剱岳が綺麗だった。

テン場のテント数は前日より増えてる

外での宴会は後で下りてきたさっちゃんを交えてまた盛り上がったがとにかく寒い
最後はビールがまだ残ってるのにテントに入り8時前に寝てしまった。