大腸癌手術顛末

思いもよらず大腸癌になり手術を終えて今日退院した。
最後に心配されたリンパへの転移もなくステージ2(癌の深さは3まで行ってたが)と診断された。
これで今後5年間再発なければ完治とのこと。
その確率は85%だそうだ。
今年の3月に受けた人間ドックでは何処も異常なしの診断。
5月に会社の健診が有ったが便の検査で2次検査必要と有った。
今までだったらあんまり信用しないで2次検査をパスしてたのだが
退社して時間が有ったのとカミさんも2次検査があるので行くと言ってたのでそれならと、前から知ってた金沢の早川クリニックに行った。6月24日
気分的には山でしか見たことのない早川ドクターの仕事顔でも見てくるか・・そんな気分だった。
朝8時半に医院に入り昼には検査の出来る状態になった。
午後すぐに検査に入った。
カメラが大腸の中をどんどん進んでいく、「ポリープが有りますね、後で切除しましょう」と言いながら奥に入っていく「もうすぐ一番奥ですよ」と盲腸の場所に入ってカメラが止まった。しばらくして「あ、これはもう進行癌ですね内視鏡では切除無理です外科的手術の必要が有ります」
その時は、ああ・・手術か・・困ったなと思った程度でショックは無かった。
結果的には2個のポリープを切除して終わり、すぐに「手術は何処の病院にされますか」と言われたので友人が院長をしている高岡市民病院を指定した。
午後2時過ぎに病院を出友人に電話した、忙しいのか出なかったのでそのまま家に帰った。
家に帰って暫くしたら「どうした?」と電話が有り事情を説明すると「それは大変だ、でも困ったな、明後日から息子の結婚式でグアムに行くので居なくなる・・」「代わりの先生によく言って行くからとりあえず自分のまだいる明後日朝イチで病院に来てくれ」と言われやっと大変なんだなと思った。
6月26日に病院に行き検査結果を見せると「多分手術すれば大丈夫だろう」とのこと、画を書いて丁寧に説明してもらった、その日は検査の一部をして翌日また検査に、終わって主治医のところに行くと「手術の日ですが7月8日に空きが出たんですがどうしましょうか?」と言われすぐにやってもらうことにした。入院が土日を挟むため金曜日7月4日になった。
7月8日には結婚式から帰ってきた友人も同室してもらって大腸を25cm小腸を6cm切除した。
手術が終わって暫くは安静に過ごす。
7月14日に手術で採ったリンパの病理検査結果が出た。
朝食を終わって歯を磨いてたら先生が来て「検査結果は異常なしでした」とニコニコしながら言われた。
その後すぐに友人が部屋に来てくれて同じく「異常なかった、良かった」と言ってくれた。
実際は手術の時癌の深さが思ったより深く心配してたそうだ。
今週いっぱいぐらいで退院かなと思ってたら昨日の午後看護師さんがやってきて「もう何時でも退院していいそうです」と伝えてくれたので今日午前中に退院。
思えば、3月にドックをしてるから5月の健診はどうしようかと迷ったが受けてよかった。
2次検査もカミさんが行くと言わなかったら行ったかどうだか?
仕事をまだ続けていて忙しかったら行かなかった可能性が高い。
小さな偶然が重なり不幸中の幸いというところだろうか。
早川ドクターも友人も主治医も揃って「今回検査を受けてよかったですね」と言ってた。