高校時代

高校受験の時点で中学の担任は

家から一番近い進学校は大丈夫と言うので受けた

その高校は県下で唯一長髪が許されているのを知って行きたいと思ってた。

そんなに不安もなく受験して無事合格

ところが入って最初の実力テストで540名の中で後ろに10数名しかいない順位。

父に見せたらこれは大変な高校だなと驚いていた。

翌日職員室に呼び出し、小学校、中学に続いてまたかと思ったが、今回は違ってた、順位に驚いてショックを受けてないかのカウンセリングだった。

それで初めてこれはまずいと感じで勉強をすることに、実力テスト毎に順位は100番単位で上がっていく。一年生の終わり頃に100番以内が見えてきた。

100番以内に入れば当時の国立大学一期校合格圏内

大したこともなかったんだとまた生意気な気持ちが頭を持ち上げてきた。

これならやらなきゃいけない時にやればいいのだと甘い考えで嫌いな勉強は適当に

しかしその後真剣に勉強する気は起こらなかった。

三年になると文科系と理系に別れる。その前は全体の半分くらいの番数だったのに、別れた後でも番数はそれまでの半分にならずどんどん下がって行った。

同級生の大部分は受験に向け必死に勉強をしてるんだから当然のことだった。

もうどうでもいいという考えで一部の授業はサボって近くの喫茶店に行ったりもする。高校の長髪が許されているのが県下でまだウチの高校だけだったので喫茶店やパチンコ屋に行っても見つかる事はなかった。

学校帰りにボーリングに行ったりしょっちゅう喫茶店に行くなんて同級生から見ればほぼ不良高校生だったが本人は全くそんな気は無かった。

ある日ボーリングセンターで鏡に写った自分の姿を見て驚く、その姿は不良高校生そのものだった。