トレーニングのち読書

昨日イギリスから自転車のトレーニングギアが届いた
アマゾンで買うより2割近く安い
遠くから送ってくるのにこの価格は不思議
届いてすぐに組み立て乗ってみた
乗ってすぐにこれは大変と思った
壁に寄りかかってなんとか姿勢を保つが転倒が怖くてとても壁から体を離せない
どうなることかと思ったが、今朝改めて乗ってみたらなんとか乗れる
30分乗って大汗、しばらく休んでもう20分乗ってみた
まだまだ気を許すとふらつくが練習すれば・・と言う気持ちになれた。

台風一過の今日一日予報では雨だったが、ほとんど曇りで時たま陽が射す
それでも出かける気はなかったので、その後は読書。 
藤沢周平の「隠し剣孤影抄」を読んだ。

つい最近まで平岩弓枝の「御宿かわせみ」にはまってた
それもほとんど読み尽くし
次は?と思ったらこの本が有った
御宿かわせみ」は女性の作品とは思えないほど話の内容が粋で作者の技量に感心をした。
藤沢周平は去年の暮からそれまで現代小説がほとんどだったのにちょっと気が向いて
蝉しぐれ」と「三屋清左衛門残日録」を読んでた。
その流れで「御宿かわせみ」シリーズに入っていった。
女性の平岩弓枝の作品を読んで女性でよくこんな粋な男の話が書けるなと思ってたが
藤沢周平を久しぶりに読んでやはり男と女の感性の違いを感じた。
御宿かわせみ」は見事なほどに江戸の文化と男の(女もだが)かっこよさを描いている、そこに作者の江戸の男に対する憧れがあるのを感じる。
しかし藤沢周平はやはり男、男の内面の葛藤を深く描いている、そして男の弱さも
秘剣、不敗剣という題材の中でそれを交え尚且つ悲話なのに読んでその後に残る安らかな思いを感じさせるのは中々だ。