岳物語

岳物語と続岳物語を読んだ。

岳物語 (集英社文庫)

岳物語 (集英社文庫)

椎名誠の子供の話
両親そろって山が好きなので息子に岳という名を付けた。
という話なので山の話が出てくるのかと思ったら全くなかった
この本の話のように知人(山関係のひと)に同じような名前を付けてる人が何人もいる。
ちょうじろう、そうじろう、ほだか、こまど等々色々ある。
うちは子供が生まれたころは山登りをやってなかったのでそんな名前は有りえなかった。
本の話に戻るが
うちにも一人男の子がいる
と言っても先日35歳になってまだ独身(まあそれはどうでもいいと思ってるが)
この本の岳という少年
親の理解が有って自然そのままに育った
今どきここまでの子がいるかと思うほど自由奔放に育っている
まあうちも子供が小さいころはキャンプに行ったりスキーに行ったり
結構自然に親しむように育てたつもり
だけどこの物語の岳君は比較にならないくらいの自然児
両親がしっかりした気持ちを持ってないとこうは育てられられないだろう。
うちの息子(ほかに女の子が二人)もやはり小学校までくらいは親に着いてきた
中学くらいからはほとんど一緒に何かをした記憶が無い
中学に入ってバトミントンを始めたが、絶対試合を見に来るなと言ってた
そして小学校から机に向かって勉強してる姿は見たことが無かったのに
小学校の高学年の頃に塾に行きたいと言うので驚いたが
その本音は同じサッカーチームの子が皆行ってるからという理由
そこに行けば卓球台が有り、冬にはスキーツアーが有るのが魅力だったらしい。
彼の中学の卒業の時みんなからもらってきた色紙に書いて有る言葉にも驚いた
バトミントン部(そのころ毎年全中に行ってた)は3年の途中で部活の先生とウマが合わず止めてしまったが
色紙に書いて有ったのは何故かバトミントンじゃなくバスケのことばかり
お前のバスケは本物だ、、そんなことばかり書いて有った。
運動神経は多分良かったし、親に似ず身長もそこそこあった
高校に入ったらまたバトミントンを始めたがそれもすぐにやめ
アルバイトを始め欲しいゲーム機やなんかは全て自分で買ってた。
この子以外の二人の女の子は大人になるまで子供らしかったが
やはり男の子は男親とはある時期離れてしまうようだ。
考えてみれば自分も父親とはちゃんと話をした記憶はない
ただ小学校の低学年の頃はよく父親の出張や慰安旅行に連れていかれた記憶が有る
父は可愛がってくれたのだろうが、ちっとも楽しいとは思っていなかった。