避難指示に思うこと

台風18号の影響で
初の特別警報が出されるほどで多くの被害があったようだ。
被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げたい。

今回も多くの地域で避難勧告や避難指示が出されたが
対象人口に対する実際避難した人の数について何時も疑問に思うことが有る。

今回の一例
京都市は午前7時45分、桂川流域の伏見区内2万8106人に同市としては初の避難指示を出した。避難指示は4区の計約11万世帯、約27万人に達したが、市のまとめでは、避難所への避難は40カ所2498人にとどまった。下遠秀樹・市防災危機管理室長は「多くの人は建物の2階以上に避難したのだろうが、この人数では避難所の利用が多いとはいえない。避難状況を検証したい」と話した。」

ここで指示に従った人の数の少なさはたしかに問題であるけどそれとは別に
有る解説者や気象庁の関係者の話を聞くと、どのような事態が発生するか分からない状況下で特別警報が発令された時点では殆どの人が避難完了してるのが望ましいと言っていた。
しかしこの京都の例をとっても約27万人の人が安全に避難できる施設が本当に存在するのだろうか??
大雨、暴風の中避難所に多くの人が一気に殺到してそれに対処出来るだけの人員設備が整っているのだろうか?
避難所に向かったが人がいっぱいで入れず、新たな避難場所を探したり自宅に戻ったりしてその途上二次的被害が起きるのではないだろうかと何時も思う。
実際の所どうなんだろう?
まさか自治体は全員来るとは端から予定してないのでは・・・