飛越新道から北ノ俣岳

8年ぶりくらいに北ノ俣岳に行って来た。
この時期この界隈に入るのは飛越新道以外では相当本格的な装備と時間をかけないと無理な山。しかし寺地山経由でも距離は長いはたして頂上に届くかどうか心配だった。
天気が良ければ素晴らしい北アルプスの深部の景色が見れるはず。
朝3時に起きて家内と出かけた。
途中久しぶりなので道を間違えたりし6時前のスタートの予定だったが6時10分になってしまった。
来週開通する有峰林道の飛越トンネル前が登山口。

しばらく歩くと正面に薬師岳が見える

約2時間歩いて神岡新道との分岐点到着ここに登り上げる手前辺りから雪が増えてきた。

さらに約1時間で寺地山

寺地を過ぎると目の前に北アルプスの山々の大パノラマが見える
正面の北ノ俣岳

1時間弱で避難小屋到着

アイゼンを付け北ノ俣岳に向かって歩き出すと目の前を雷鳥が横切って行った。

2300を過ぎたあたりを登る家内、下に見えるのは有峰湖

稜線に出ると黒部の源流とそれを取り囲む山々が目に飛び込んでくる
この瞬間が最高!

6時間の予定が山頂付近の雪質が悪く苦労し6時間40分かかって最後はへとへとで頂上着

山頂は風が強く寒い、後ろは薬師岳

時間がないがラーメンを作りノンアルコールのビールを一気に飲む。

槍ヶ岳

薬師岳

水晶岳

黒部五郎岳

ラーメンを食べながら山を見てると、黒五の方向からこちらに向かう人影が3人見えた
今朝登山口に私らの前に富山ナンバーの車が2台だけ止まってた。
そのうちの1台がNOAだった。登ってる途中で頂上から下りてきた人が何人か黒部五郎に向かったと言ってた。そんな元気なNOAに乗ってる人間は彼かなと思い当たったが彼らだったら必ず何処かで追い越される、頂上でもう先に行かれたら寂しくなるなと時間も無いし慌てて片づけ下山にかかる。途中ででかいリュックをしょった二人とすれ違った何処に行くのかと聞いたら太郎に行くと言ってた。ちょっと下がると今度はスキーヤーが、こんなに雪の少ない山に上がってくるの大変だったろうなと思ったが今夜は避難小屋泊りのようだった。
寺地に着くとテントが1張、明日は日曜日だから皆余裕だ。考えたら夫婦揃って還暦を過ぎてるのにこんなに時間のかかる山日帰りなんて無茶だなとこの時思った。
下りは4時間10分で登山口に6時前に無事帰れた。

登山口までとうとう追いつかれなかったが多分何処かでテント泊なんだろう
そう言えばブログにもテントをかついで何処かへと書いてあった。