「漢奸」読了

どちらにしようか迷ったが

結局「漢奸」を読んだ

「広場の孤独」は戦後の日本が舞台だったが

「漢奸」は戦争終了時の上海が舞台

こちらは読みやすく内容も分かりやすかった。

芥川賞とか何とか賞とかに興味は無いと書いたが

この第26回芥川賞を選んだ各選考者の選考理由が載ってたのでパラパラと読んでみた。

芥川賞は新人作家の中から優秀な作品を選ぶ為のものだから、この作品自体は素晴らしいがもうすでにある程度有名になってる堀田善衛には必要ないのでは無いのかとか、この作品以外に賞に値するものが無いとか言う意見が有った。

坂口安吾1人だけは作品のことも酷評してた。

やはりと人それぞれと言う感じ

作品を読んでどう感じるかはそれを読む読者が判断するもの、人に教えてもらうものではない。

どうも何とか賞なんて物は選ぶ方も選ばれる方もただ自分達の為の互助会みたいにしか思えない。

大体何とか賞なんて言う物が多すぎる。

いくつ有るか知らないが例えば直木賞直木三十五とはどんな人間だったのか知ってる人どれだけいるのか。