半年前までほぼ小説依存症状態だった
読んでる小説が終わりに近づくと次に読む小説が手元に無いと落ち着かず古本屋漁りをするのが常だった
いくら本を読んでも読んだ本は殆ど読むだけで何も残らない、すぐに題名も内容も忘れてしまう
これじゃいけないと暇つぶしに忘れてしまった数学を思いだそうと数学の本を二冊読んだ。
それで小説から離れることが今まで出来ていた。
ところが先日ある用事で時間つぶしが必要になりに他にやることが見当たらず。前に買って有った本を読んだ。
藤沢周平の「闇の傀儡師」中々面白かったが今まで読んだ藤沢周平と雰囲気がまるで違う。
何か直木三十五の「南国太平記」が頭に浮かんできた。読み終わって巻末の解説を読むと伝奇小説という類らしい。前に読んだ吉川英治の「鳴門秘帖」もその類らしい。そう言えばなんとなく雰囲気が似てる。
藤沢周平の違う一面が見えた。
しかし危険だからまた小説三昧には戻らないつもり。