レッドゾーン

真山仁の作品は「ベイジン」「マグマ」に続いて3作目になったが
この小説はなかなか難しかった。
評判になった「ハゲタカ」シリーズの3作目だそうだが
1作目、2作目を読まずいきなり読んだせいかもしれないが
国際金融ファンドの企業買収の話なんて現実に接することのない全く知らない世界の話だからなおさらだろう。

レッドゾーン(下) (講談社文庫)

レッドゾーン(下) (講談社文庫)

本当にこんなことが世界で起こっているのかと思ったが
巻末に池上彰さんと作者との対談を読むと現実感がましてきた。
これは早く何とかしないと日本は大変なことになるとますます思った。
くだらない政争に明け暮れている昨今の政治家たちを見ると全く希望が持てなくなるのだが・・