雪山の危険

今朝、昨日のあちこちの山スキーの報告を見た。
知り合いの方々の報告は皆さん安全で楽しい山だったようだ。
それでもシャルマンのスキー場で3人が帰らないニュースがあった。
今朝になってボーダーの二人は発見されたらしいが、スキーの1名は未発見のようだ。
シャルマンはコースの制限が少なく新雪を滑る練習にいいので行ったことがある。
またゲレンデトップから放山への山スキーも出来る。

3人とも長野県人、地元のスキー場に行かずシャルマンに来るとはやはり新雪目当てなんだろうか。
不明のスキーヤーが無事に帰って欲しいのはもちろんだが
事故であのスキー場の管理方法が問われるのではとこれも心配だ。

そして昼に金沢のドクターのHPを見て驚いた。
昨日、大笠山で雪崩に遭って流されたようだ。
体力と技術、根性、強運(去年も槍で滑落、助かっているはず)のある人で同じくらいの力量の同行者がいたから生還できたが並みの単独者なら多分帰れなかっただろう。
先日から気温の高い日が続きそして一昨日の晩から降雪があった。
雪崩の危険は何処にもあったと思う。自分らは比較的安全な仁王山の尾根コースを選択したがそれでも細尾根を過ぎ大斜面に出る手前の急坂で自分が先頭でトラバース気味にラッセルをしてる時、目の前の雪面に亀裂が入って落ちだした。後ろから危険だ!の声がかかったがスキーのエッジは新雪の下の雪面を捉えていたので不安は無かったが動けない、動くと足場も崩れそうだった。後ろにいたkitaさんにすぐに上に上がりこんでもらい自分の先の新雪を落としてもらってようやく脱出することができた。kitaさんの場慣れしたすばやい対処にはさすがと感心した。
新雪パウダーは山スキーの醍醐味だが、この時期は弱層ができ易い十分注意が必要だ。
危なければ止めるの強い信念が必要だ。