先日書いたトッパン。
ブラックジャックやオイチョカブと同じと書いたが。
やり方は麻雀の牌を全て裏返し並べる
その牌の一枚を親が取り、場に5枚(だったと思う)裏のまま並べる。
それに参加者(子)が好きな牌(裏のままだから何かは知らない)に賭ける。
数字の牌はそのままの数、字牌が0.5点、東だけが10点。
それで賭けた牌に5枚まで新しい牌を引くことが出来る。
親と比べて合計点数が多ければ多いほうの勝ち、賭けた金と同額がもらえる。負ければ親が没収。
点数合計が10.5になった時は賭け金の倍になる。
10.5以上になればその時点でパンク、負けになる。
もちろん親が10.5になった時も同じ、子は賭け金の倍を払うことになる。
丁度5枚目で10.5になった時はダブル倍付けになる。
まあざっとこんなルール、これに駆け引きが加わり果てしない戦いになる。
ある日、雀荘に同級生のギャンブルの天才と、自分と、やたら女の子にもてる友人がいた、
3人とも富山県西部の出身で同じ高校の出。
それに雀荘の美人ママが加わってトッパンをやってた。
勝ったり負けたりで適当に遊んでた、そこにいつもやってくるサラリーマンが二人来た。
メンツも揃ってないので仲間に入れてくれと言う。
別に気にすることもないので入ってもらった、その時から天才のツキがおかしくなった
独り負け、サラリーマンは面白がって最初に遊びで賭けてた金額の10倍位づつ賭けだした。
天才が親になった時がひどかった、一緒にかけてる自分らも勝つのはいいが仲間が独り負けになってるので賭けるのも嫌になってた。その気持ちは天才はすぐに感じて、そっと帰ってくれと言った。二人で友人のアパートに行き天才が帰ってくるのを待ってた。
自分らが帰る頃は負けが3万以上になってたと思う、どうなってるか心配だった。
2時間くらいして天才が帰ってきた。
なんと負けの3万取り返してなおかつ3万以上勝って、サラリーマンは金を借りて明日返しに来ると言って帰ったらしい。
自分らが帰った後もひどくて自分の点数と相手の点数を推測するとどうしても勝てなくてかなりの点数(10点近く)になっても勝負できず最後の5枚目まで引いてしまう展開が続いたらしい。ところがある局面からその5枚目で丁度10.5になるダブル倍付けが連続したらしい。
天才が帰って来てから3人で近くの居酒屋で祝杯をあげた。
翌日借りた金を持って現れた二人のサラリーマンはもう2度とお前とはやらないと言ってた。