山歩きを始めたのは40代最後の年だった。
その頃は近所の裏山は見向きもしなかった。
それでも数年経ってどこか楽しめる所がないかと足を踏み入れると色々ルートが有る事に気付き時間が限られる時にトレーニングのつもりで歩いた。
家から山に向かって谷を挟んで二つの尾根が有る。
誰が付けたのか知らないが途中の林の雰囲気も良く気に入っている。
三年前に二つの尾根の間を少し探索してみた。
二上山には雪割草の咲く場所を何ヶ所か知ってるが何とその谷にも群生を見つけた。
そして2年前に今度はぜんまいの群生も、ぜんまいは採ったことなかったがあまりに沢山出てるので採って
乾燥ぜんまいを作ったらその年の暮れに正月のおせちに使って好評だったので次の年も入る。
その時まではぜんまいを採る場所から先の谷は倒木も多く入れる場所では無いと思ってた。
冬になってスノーシューやカンジキで左右の尾根に入ってたら谷筋がどうなってるか気になってきた。
先週意を決して谷筋に入る。
しかし半分も入らない所でゴルジュにぶつかり登山靴では水に入るのは嫌でその時は諦め横の崖をよじ登り登山道に出て帰った。
今日は朝から暇、どうしてもあのゴルジュの先が気になり今回は長靴で出かけた。
その先が楽しかった
まるで沢歩きの気分
ついに見つけた
沢の最初の一滴が岩穴から落ちてた
それから上は残雪が残る坂を登ると谷の終了。
二つの尾根の合流点に出た。
二上山系の中にまた一つ面白いルートを見つけた。