山陰の旅その4

4日目の朝は松江から8:36のスーパーまつかぜに乗る。
2両編成のため自由席も指定席もほぼいっぱい。
10:51に益田着、ここで33分時間待ち
大きな荷物を持った団体客が駅の外に出て行ったのでこれで空くと思ったら皆さんも時間待ちだった。
ここで楽しみの駅弁を買ってのんびりと津和野に向かう予定だったが、どこにも駅弁は売ってない、仕方ないのでコンビニでサンドイッチとコーヒーを買いホームで待つ間に食べてしまった。
11:22の電車で津和野に向かうが1両だけの車内は満席。
団体客は中国人だった。皆さんスマホで外の景色を撮ったりで忙しそう、中には旅疲れで寝ている人も。
12:05に津和野着。
自転車を組み立て津和野の町並みをぐるりするが、どこが見どころなのか予備知識がないので分からずそのまま萩に向かう。
ここから萩までの道中が山の中なのでどの程度の大変さなのか、途中分かれ道が分かるだろうかと今回の旅で一番心配してた行程。
最初の峠をなんとか越え萩への分かれ道に有った道の駅で食事をする
玉子丼とうどんのセットが600円、安くてしかも美味しかった。
店のばあちゃんがどこから来たかと言うので富山からと言うと呆れ返っていた。
そこから道はほぼ下りでしかも道案内と距離表示がとてもわかり易く、最初に心配してたのに今までで一番走りやすい行程だった。
2時頃に萩着。
道路標識に最終目的地下関の案内をここで初めて目にする。
さて、どこに行こうかと横を見ると何とそこが松陰神社
神社にお参りする気はなかったが、松下村塾がその中に有るようなので自転車を停めて中に入る平日なのに沢山の観光客が訪れてた。
宿に入るのに時間はたっぷり有るので萩の町はゆっくり回れる
それでも駅がどこにあるかも知らない町。
どこに行けばいいのかも分からないでウロウロ、城下町との標識が有ったのでそっちに向かうが一向に着かない、そのうち萩城跡の案内に引かれてそちらに、学校帰りと思われる自転車に乗った高校生がいっぱいいる。
萩城の入り口まで行き、萩焼の店を覗いたりして元の駐車場に戻ると、自転車に乗った高校生がやたら増えている、そこでようやく気づいた。ここにいる高校生は地元の子じゃなくて皆修学旅行で来てレンタル自転車に乗ってるんだ。
萩城からは来た道を戻らず真っ直ぐ橋を渡ると何とそこが城下町だった。
その規模は思ったより遥かに大きく驚いた。辻辻で止まって左右を見るがどちらもずっと白壁が続いている。
ここまで来てもまだ萩野町の地理がつかめない一体今夜泊まるホテルは何処にあるのか、東萩駅って何処なのか分からない。時間が有るので焦らずあちこち走る。
なんとなく分かって来た頃に道を尋ねるとやはり思った通り。
東萩駅が最初に行った松陰神社のすぐ近くでホテルは駅の横だった。
ホテルには大浴場が有り久しぶりに手足がゆっくり伸ばせるいい湯だった。
湯上がりに外に出て駅前の焼鳥屋さんに
美味しい地酒が飲めればと入ったが、意外や意外無口な店主が焼く焼き鳥がとても美味しかった。
この日走った距離は観光を含め60kmほど
明日はいよいよ最終日、スマホがないのがもう殆ど気にならなくなった。