高倉健さん

今日高倉健さんの訃報が報じられた。
最近映画を見る機会は少なくなったが、遺作になった「あなたへ」は観てる。
その感想は12年の9/23の日記で書いてるので省略するが
この人は日本映画の中ではやはり一番好きだった男優だろう。
若い頃は任侠映画で人気を博し
その後もドラマで「武骨で口数は少ないが、人の情を大事にする素朴な男」を演じ続けた。
実生活は明らかではないがやはりそのような人だったらしい。
「往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」と天命を全うした安らかな笑顔だったという。

 この言葉は天台宗比叡山延暦寺大阿闍梨酒井雄哉氏から贈られたもので、高倉さんの座右の銘という。

任侠映画の後は何年間かあまり映画は見なくなったが、久しぶりに見た作品「幸せの黄色いリボン」はそんな中でも最高作じゃないかと思う。
健さん」といえば学生の頃池袋の文芸座地下で「網走番外地シリーズ」をオールナイト公演で夜通し観たのが懐かしい。
朝になって映画が終わり外にでるとまるで自分が主人公にでもなったような気になり徹夜明けだと言うのになんとも言えずすっきりした気分にさせられたものだ。
最近だんだんと好きな映画俳優が亡くなっていく・・
寂しい限りだがこれはどしようもないこと
幸いに作品はいつまでも残る
きっと追悼番組がこの後いくつも放映されるだろう
それを観て静かにご冥福を祈りたい。        合掌