容疑者Ｘの献身

何かさっと読めるような本をと思って
妹がどっさり置いていった本の中から
読んだ事のない東野圭吾のこの本を選んだ。

容疑者Xの献身 (文春文庫)

この作者の他の作品はどうなのか解らないが
読んでて京極夏彦と宮部みゆきを連想した。
京極夏彦は好きな作家の一人だけど
宮部みゆきは「模倣犯」を読んでがっかりした。
全５巻有ったと思うが、映画にまでなった作品
いつになったら面白くなるのかと思ってるうちに終わってしまった。
京極夏彦「京極堂シリーズ」の中の古本屋京極堂は「面白くない本は無い」と言ってるが
「模倣犯」はあくまで個人的意見だけど腹が立つくらいくだらない小説だった。
「容疑者Ｘの献身」は京極夏彦的展開だけど
出来栄えは「模倣犯」程度に感じた。
読んであまり感銘を受けない小説は、（この作品も映画化されたようだけど）
ひょっとしたら映画を見たほうが面白いのかもしれない。
いまさら見る気はしないけど。