新御宿かわせみ第三弾

「花世の立春」読了

これで手元にある御宿かわせみシリーズは全部読み切った。
かなり長い間このシリーズにハマってたので
この後の展開もなんとなく想像できる
気になるのは神林東吾がどうなったかだが
江戸幕府の崩壊とともに榎本武揚に請われて函館に向かった
その途中房総沖で難破したのは分かるが
その顛末は書かれてない
この小説では江戸幕府の崩壊についても書かれてない
江戸の町は明治になって体制が変わっても町民の気分は変わっていない
そこに作者の江戸を愛する気持ちが現れているように感じる。
ここまで読むとなんとなく先が読めてくる気がした
多分難破船の生き残りがかわせみを訪れ
東吾の最後を涙を込めて伝えるのではと想像する。