喪中の手紙

この時期知り合いや親戚から喪中の葉書がよく届く

自分は年賀状というものをやめてもう数年

それでも届く葉書に毎回申し訳ない気持ちでいる

今日届いた中にショックなものが有った

社会人なって最初の赴任地が長野だった

そこで仕事の関係で知り合った夫婦がいた

初めて会った日から何故か気に入られて

それから長い付き合いが始まった

何度もごちそうになってる挙げ句、月末になって金がなくなったら居候になる始末

それでも何時も暖かく迎えてくれた

5年間長野にいて福島県に転勤になった

その後も毎年りんごを送ってくれる

数年前その奥さんが難病を罹ったと聞いて3年前お見舞いに行った

話を聞くと発病してからは意識もなく言葉をしゃべることも出来なかったと

しかし懸命なリハビリで少し喋れるようになったとと聞いてた

三十数年ぶりに再会をした時「また会えるとは思ってなかった」と涙声で言われた時は胸が詰まった。

あんなに優しかった長野の「かあやん」が今年の9月16日に亡くなった。

いくら感謝して足りないほどの方

夕方旦那さんにお悔やみの電話をしたが、声を聞いた途端涙が溢れて話にならなかった。

本当に本当にお世話になりました。

あんな気丈な人自分が倒れてからは本当に辛い思いをされたと思う、安らかに眠ってくださいと祈るしか無い。