「密告」読了

密告と言うサスペンスとしてはとても惹かれる題名。
内容は期待を裏切らないハードボイルドだった。

新保裕一を最初に読んだのは数年前、多分「栄光なき凱旋」だったと思う。
個人的には現代作家の中で一番凄いと思うのは佐々木譲
最初に読んだのが「エトロフ発緊急電」
「栄光なき凱旋」と同じ日系二世の太平洋戦争に関わる話。
この二つの小説はここ15年位で読んだ小説の中でも心に強く残った。
佐々木譲はこの他にも随分読んだが、幕末から明治の榎本武揚を扱った「武揚伝」が「エトロフ発緊急電」に次良かった。
真保裕一に関してはやはり最初に読んだ「栄光なき凱旋」が一番だと思う
しかし各小説の解説の中ではあまり話題にされてない
ちょっと不思議に思うが、それは個人の考え方感じ方の違いなのかもしれない
次に読む本がなくなったのでとりあえず新保裕一はこれで一度休憩しようかと思う
それにしても暇に任せて随分読んだものと思う 

今日ブックマーケットに寄って何を買おうかと思ったが
数年前に「勇気凛凛瑠璃の色」を読んでもう止めようと思ったのに浅田次郎をまた買ってきてしまった。