御宿かわせみ「初春弁才船」

2日続けて外に出たので今日は休養日(天気は過去2日より良かったが)。
御宿かわせみ第29弾「初春弁才船」を読んだ。

ますます江戸の終末を感じるが
市井の祭りごとや人々の生活は変わらない
「初春弁才船」は上方から新酒を江戸に運ぶ船の話。
初物を好む江戸の風情
初カツオや鮎などと同じでいかに早く江戸の台所に届けるかそれを競う
この話はその競争の中に家族愛を持ち込み
尚且つ昔ながらのただ勘による航海術に近代的な海図を使う
東吾が船頭の息子にそれを教え
見事に暴風雨を乗り越え江戸に到着する顛末のあれこれ。