さらば国分寺書店のオババ

腰の痛いのが治らない
ギックリ腰でこんなに治らないのは初めて
今日なんかは昨日よりまだ悪くなったくらい
そんなわけで今日も何もできない、幸い天気が悪いので腹も立たないけど
仕方なしにまた本を
座ったり立ったりすると激痛が走る
立っていると痛くないのだが立ちっぱなしでいるわけにもいかず
本をもって家の中をうろうろ
縁側の椅子が良さそうだ、そこに座布団を二枚重ねてなるべく立った状態に近いくらいにして落ち着いた。
ちょっと蒸し暑いので痛いのを我慢してまた立ち上がり縁側のサッシを開けると意外と涼しい風が入って来た。
これでようやく読書に入った、昨日から読み始めた「さらば国分寺書店のオババ」わずか250ページのバカ話なんですぐに読み切ると思ったが、椎名が自分で言う「昭和軽薄体」の文章にやられた。

昨日の午後からと今日の午前中かかってしまった。
くどいくらいしつこい馬鹿ばかしい表現を真面目に?飛ばすのもくやしいのでちゃんと理解しようと読んでると意外と時間がかかってしまった。
これは椎名のデビュー作で一気に売れっ子になったらしいが、椎名の本を読んだのはこれで5作目、もうほとんどどんな人間なのか分かってしまったのでこれで最後にしようと思う。
デビュー作が最後というのも変だが・・
前に浅田次郎の作品を読み漁ってた頃、凄い作家だと思ったのに「ひとは情熱がなければ生きていけない(勇気凜凜ルリの色) (講談社文庫)」浅田次郎のあまりにも赤裸々な自伝的バカ話
これを読んだ後しばらく浅田次郎はやめようと思ったのによく似た気分。
まあその後しばらくしてまた読み始めたけど
それにしても昔はどこにでも有った古本屋最近は姿を見なくなったその代わり大手のブックオフなどの店が目立つ
考えればこの本もブックオフで買った、定価514円の本が300円になり最後は100円均一コーナーで売られてた。
国分寺書店のオババみたいな古本屋が懐かしい。
神田の神保町や早稲田通りに古本屋がたくさん並んでたが今もあるのだろうか?
まあ専門的な本を扱う店が多かったからそれなりの需要は有るのかもしれない。