朝から天気が悪いので庭の草むしりでもするかと思ったが
外に出ると細かい雨が降っている
一気にやる気がなくなり「深夜特急3」を読み始めた。
- 作者: 沢木耕太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1994/04/28
- メディア: 文庫
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どこか新鮮さというか目新しさを感じなかった。
しかし3に入りインド・ネパールを読み始めてその強烈さに驚いた。
ここまでの旅行記は読んだことが無い。
インドの国の話は薄々は聞いたことが有ったが
まずカルカッタの話で度肝を抜かされた。
面白くてそのまま最後まで半日で読みきってしまった。
昔は読んだ本の内容を結構何時迄もはっきり覚えていたのに最近はすぐに忘れてしまう
それがなにか情けなく殘念に思ってたが、過去のことはどうでもいいと思うようになったらあまり気にならなくなってしまった。
巻末のインドのブッダガヤで知り合って一時一緒に居た此経さんとの対談が面白かった。その中で此経さんが言ってる「将来何かをするために何かをやるということは出来ないんです」という言葉に自分がやはりその年代の頃に思ってたことと似てると思った。
何故か将来のためにこんな大学へ行くとかこんな勉強をするとか言うのは純粋でないと思い込んでた。
それで何も考えず社会に出てしまい、将来を見据えてた人を見ると、やはり考えてやってればよかったのかなと思うことも有るが、それでも彼らに比べ適当に生きてきた分だけ自由が有ったような気もする。
一流会社や官庁に努めて真面目にやっていく自信ははやっぱり自分にはない。