徳沢園ベースの奥又白池

タキさんが徳沢園で泊まって遊ばないかと
予約の難しい徳沢園の予約を取ってくれた
総勢7名で上高地に、ここでまったりチームと山登りチームに別れる
山登りチームは周さんともっちゃん、私の3人

残りの4人はとりあえず徳本峠まで登りその後は嘉門次小屋でまったり宴会予定。
朝霧の中梓川の横を歩いて河童橋

3人で明神を過ぎ徳沢に
徳沢園に夜まで必要のない着替えや酒を預けてまた先に進む
新村橋で蝶ヶ岳に向かうもっちゃんと別れる

新村橋を渡る

少し進むとパノラマコースは涸沢までは通行出来ないの案内とロープがしてある
涸沢に行くわけでないのでロープをくぐり進む

通行止めのためあまり整備のしてない道を進むと向こうに猿の親子が
どうしようかと暫く立ち止まったが、そのうち道を開けてくれた
これがこの日の猿との遭遇の最初だったがこの後の酷かったこと

途中にはハクサンシャジンが多く咲いてた

トリカブト

パノラマコースから別れ奥又白池への取り付きを探してウロウロ
藪を分けて道を探したりしたが最後に右の尾根に道を発見
この岩の中央辺りに道があった

とてつもなく厳しい急坂を登ってると途中にシモツケソウが

ハクサン?フーロもあちこちに

少し登って振り返るともっちゃんの向かった蝶ヶ岳や常念の山並みが見えた

途中から急に調子が悪くなり周さんに待ってもらいながら登る
最後の峠を超えると目の前に池が現れた徳沢から3時間、分岐からは2時間かかった。
あまりに登りが辛かったため周さんとがっちり握手して喜んだ
誰もいない池の淵で食事を取りながらあちこち歩いたり写真を撮ったりして1時間まったりと

池の淵にあったミヤマリンドウだと思うがこんなにかたまって咲いてるのは初めて見た。

池の向こうに表銀座の稜線が見える

時間はたっぷり有ったが少し嫌な雲が出てきたので帰ろうとすると一人登って来た。
日本人ではないと思ったが「こんにちわ」と声をかけると流暢な日本語が返ってきた
少し話をして前穂高岳北尾根をバックにお互いの写真を撮り合って別れる

そのドイツ人の若者

急な下りをしてると先の登山道の木の根の上に猿が何匹か
そこを通らないといけないのだが道を譲る気配がない
そのうち何匹かが右の木に移りだすので進もうとすると突然そのうちの一匹が牙を向いて襲いかかってきた。慌てて後退するが後ろに居た周さんにぶつかり危うく周さんが崖から落ちそうになった。猿との遭遇は何度も有ったがこの時が一番怖かった。

下りはずいぶん早く新村橋まで戻り登山は終わり

奥又白池は井上靖の小説「氷壁」の舞台
前から一度行きたいと思ってたが熟練者向きとのことでちょっと無理かなと思ってた。
今回徳沢をベースにならこれはチャンスと行ってみたがなんとか行けて良かった。
同行してくれた周さんと歩きながらまたまた66歳コンビで無謀なことをするなと笑い合ってたがなかなか一緒に行ってくれる人がいない場所なのでありがたかった。
氷壁の宿「徳沢園」に帰ってからの話は長くなるので明日。