思わぬ発見

岡本綺堂をもっと読もうと思って探してたら
「綺堂むかし語り」というのを見つけた。
これはと読んでみたらその面白いこと
江戸の話やら趣向、そして本人の自叙伝に近い話まで
「半七捕物帳」の裏話もあり
とても面白かった。
読み終わって何気なく野村胡堂の作品を調べてたら
「胡堂百話」と言うのが有った。
これもまた野村胡堂の自叙伝で盛岡中学時代から一高、東大、新聞記者、小説家になるまでの友人知人の話が満載
有名な詩人、小説家、政治家の裏話も多く夢中になって読めた。
銭形平次捕物帳控」は46話読んだがまだ400話以上残っている。
残念ながら「青空文庫」では残りはまだ作業中になってて読めない。
野村胡堂は「半七捕物帳」も高く評価して岡本綺堂のことを岡本綺堂先生とまで書いている。
新聞記者だった(岡本綺堂も一時新聞社勤め)関係で明治大正昭和の政治家、文豪にはほとんど会ってるらしいが岡本綺堂には何故か会えなかったと書いている。
小説家の名前に先生を付けてるのは岡本綺堂だけというのも面白い。