2013年終わり

64年の人生で最悪の年だった。
これまで大した波もなくぼんやり暮らしてきたつけが一気に来た。
このまま何にもなく人生は平穏な内に終わるのかと思ってた。
つまらないけど人生なんてこんなものかと思ってた。
しかし友人が「何にもなくすんなり墓場には行けんよ」と言ってたがその通りになった。
今年は先の見えない真っ暗なトンネルを歩いているようだった。
時折友人たちが少し明かりをくれたがそれは瞬時に消えていくものだった。
年暮になって遠くに微かな明かりが見えてきた。
この明かりは本物の明かりなのか?
暗闇は抜け出すことはできるのか?
それは今は分からない・・・


かつて人生に生きる意味があるのかと悩んだことが有ったが
最近分かった。
意味なんて無いのだと。
何も考えずに生きれる自然の生物が羨ましく思えた。
彼らは誰にも会えない、見えない場所でも生きていく。
人間だって同じなんだ。
ただ生きていけばいいだけなんだ。
暗闇だろうがなんだろうが
それでいいんだ。