小池新道から弓折岳

朝4時にタキさん宅を出発。
夜空の星が綺麗だった。
朝早いので道路はガラ空き。
2時間弱で新穂高に着いてしまった。
この時期登山者も少ないので最終ゲート近くの路上に停めても良さそうなのだが
ここは紳士的?に最終の有料駐車場に止める。
6時ちょっと前に歩き出すと路駐してた車から声をかけられた。
槍ヶ岳にはどっちに行けばいいんですか?」
おっつ!槍に行くにはまず停める場所が違うぞと思ったが、タキさんは丁寧に教えた。
しかし帰りに見るとその車はもうなかった。どこか間違えて諦めたのかなぁ、でも何故かホッとした行かなくて正解のような結構な歳の人だった。
紅葉の始まった林道を歩きワサビ平を過ぎ奥丸山への橋の手前に来ると橋の上に大きなカメラを構えた人がいた。確かに素晴らしい景色だここで少し写真を撮る。
しかし山と紅葉の露出が合わずすべて失敗(;_;)
ここから先が小池新道。初めて歩く道だ。

とても岩が綺麗に並べてあって歩きやすい。


景色を眺め素晴らしい紅葉に見とれながら歩き秩父沢到着。
橋はやはり取り外されてたが何の苦もなく渡れた。

ここで水を補給暫く休む、槍ヶ岳穂高の山が見える。
この先も素晴らしい紅葉が続く。



チボ岩やイタドリヶ原を過ぎるとつづれ折りの登りが続き登り切ると木道が現れた。
クマの踊り場のようだ。
さきに峠が見えるその先が鏡平ならいいなと思いながら登ると突然池が現れ目の前に槍が見えた。駐車場から約3時間半思ったより早かった。

板を並べた大きな休憩所でリュックを下ろし池に映る逆さ槍を撮ろうとするがさざ波が立って駄目だ。
池から穂高方面

バナナを食べ休憩してるとタキさんがお湯を沸かしてドリップのコーヒーを入れてくれた。ちょっと寒かったしとても美味しかった。

暫く休んで弓折岳に向かう、池の直ぐ先にある鏡池の小屋はしっかり閉まってた。

黙々と登り下を見下ろすと鏡平がまるで古代遺跡のマチュピチュのように見えた。
30分少々で弓折乗越に着く。

槍ヶ岳が素晴らしい槍から穂高に向かう稜線、北鎌尾根、西鎌尾根が手に取るように見える。
そこから10分弱で弓折岳頂上に着いた。
黒部五郎、双六、鷲羽、周りじゅうの山が見える。
黒部五郎岳

双六岳

鷲羽岳

11時20分頃だったがここで昼にしラーメンを作って食べた。
12時過ぎに下山開始、オオノマ乗越から旧道を降りるかという案もあったが、もう一度鏡池を見たかったのでもと来た道を戻る。
小屋の前の板を取り外した橋。平均台の上を歩くようだった。
池に来ると沢山の人が休憩してた。
ここで少し休みなんとか逆さ槍の写真を撮ったりしてると、横からタキさんと声が掛かる、高岡HCの人たちだった。暫く話をして先に降りる。
途中秩父沢で一度休憩を入れ後は写真を撮りながら一気に下った。

駐車場着が2時40分頃下りは早かった。
帰りは荒神の湯に浸かりあとはタキさんの運転で6時20分頃高岡着。
満足の1日だった。