叔父逝く

昨夜、今日の飲み会の段取りを付け
ウオーキングを始めると途中で携帯が鳴った。
誰からと見ると従兄からだ、嫌な予感がした。
伯父さんが亡くなったと言う連絡。
慌てて家に帰り、駆けつけた。
目を閉じて横たわる叔父の顔は4年前に亡くなった父とそっくりだった。
享年87歳、父の命日の2日前、葬式が父の命日になった。
父も後2週間足らずで87歳の誕生日だったのだ。
4年前父が倒れて入院した際は真夏の暑い中毎日病院まで歩いて見舞いに来てくれた叔父、その時は元気だったのに父の死後急に弱って行った。
2週間前病院に見舞いに行った時もやつれて見る影もなかった。
その時は寝てて声を交わすことも出来なかったが、あれが最後になってしまった。
叔父との思い出はいっぱいある、父や他の兄弟との子供の頃の話を聞かせてくれたこと
戦争中の話はあまり語らなかったが、航空兵だった叔父は終戦間際に朝鮮半島の基地で故瀬島龍三氏に声をかけられてその話に怒ったこと、そして新人の飛行訓練の際エンジントラブルで不時着し大怪我した話などが印象深かった。
そしてその怪我がなければ間違い無く特攻に行ってたと話してた。
何年か前までは毎年正月に戦争で亡くなった仲間の慰霊に靖国神社に出かけてた叔父。


今日がお通夜で明日が葬式。
先に天国に行った奥さんや父や他の兄弟そして仲間に会えればと願う。