雪倉岳から鉱山道へ

寝たのが11時半位だったが4時ころ目が覚めた。
もう少し寝たかったが周りも起きだしたのでしかたなく起きる。
5時少し前に食事の準備ができたので早めに食事を済ませ5時半出発とする。

何時ものことだけど写真を撮ったり色々挨拶したりで出発は結局5時40分くらいになった。
gappa sanの施工したスベランゼの木道を歩き水平道に向かう。

水平道を雪倉岳方面に歩くのは初めて、これまでは朝日小屋に向かって来たことしかないのでちっとも水平じゃなくて辛い道だった記憶があるが、逆から歩くと下りがほとんどで楽だった。朝の素晴らしい景色を見ながら水場で休憩をしたりしてゆっくりと雪倉岳に向かう
振り返ると朝日岳が大きく見える。

オヤマリンドウ

それでも樹木の無い登りになると日差しが暑い、

小さな涸れ沢を見つけ日陰で休む、この計画の1週間前に膝の靭帯を痛めたS君がタキさんにフォローされて遅れてやってくる。状態を聞くとかなり辛そうだ。この先の長い行程を考えると大丈夫か心配になった。
ゆっくりゆっくり登り久しぶりの雪倉岳の頂上に着いた。何度か来てるがここから朝日小屋が見えたのは初めてだった。

頂上に着いて5分もしないうちに反対方向から伸子さんを先頭の「みしまのスポーツクラブ」の一行がやって来た。

もちろん刺激ちゃんも居る。固く握手を交わし暫し談笑して反対方向に別れた。
ここからはほとんどが下り、白馬方面への雄大な眺めが好きだがこの日は生憎ガスで一部しか見えなかった。それでも初めての人は感嘆の声を上げていた。
避難小屋まで下りトイレを借りたりして暫く休む。

白馬への登山道から鉱山道に入ると足元に季節外れのコマクサが見えた。

自分は見落としたが後ろを歩いてたシュンちゃんやタキさんはシロバナを見つけたと感動してた。

11時20分を過ぎたので昼にしようとしたら霧が雨に変わってきた。寒いしカッパを着て食事、少しひどくなるとズボンを履く人も、その時会長が「あと何人かズボンを履くと晴れるよ」と言ってた。さすが会長、昼が終わって歩き出すと途端に晴れてきた。
この山にしか無い花、ユキクラトウウチソウ(カライトソウとタカネトウウチソウの混合種と言われてる、カライトソウと違って花が下から咲くため首が下がったようにはならない)

沢に向かっての急な下り

鉱山道上部は沢が有ったりキツイ下りがあったりするが途中からは立派な道になる。
途中にある小さな池、高い山の池塘でよく見る水草

冷たくて美味しい湧き水を飲んだりしながら延々と下り瀬戸川に出るともうすぐだ。
瀬戸川の河原で見たカワラナデシコ大和撫子

瀬戸川の橋を渡り河原で少し休憩する、

ここから20〜30m登るともう登りはない。五輪尾根をピストンすると瀬戸川からの300mの登り返しが地獄のようにキツイがこちらを回るとそれがない、距離は倍くらい有るけど登り返しがないだけ気分が楽。
約10時間かかって蓮華温泉に到着したが心配したS君も遅れず到着ホッとした。
皆で風呂に入りさっぱりとしたところで家路についた。
今回の総距離は31.5km久々のロングコース。
asahimap.jpg 直(タキさんのGPSデータ拝借。)
遠方から参加された方は来るのも帰るのも大変だったでしょうが、近くの方も含め今回は本当に有難う御座いました。