涸沢最終日

6時に下山開始の予定なので、5時少し前にテントから出る。
この朝もモルゲンロートが綺麗だ。

昨夜は前日より寒くなかったようでテントの中の結露は少なかった。
しかしテントの外は霜が凍りついていた。
6時20分予定より少し遅れて出発。

霜が下りてるので安全の為、パノラマラインではなく横尾に戻ろうかとと言う案もあったが、やはりせっかくだからパノラマラインを行くことにした。
これは大正解だった!
途中少しの難所で渋滞になったが、眺めは素晴らしい!!
何度も立ち止まって写真を撮る、涸沢から見るより一つ一つの山の存在感が凄い。

目の前の雄大な北穂を見上げ、癌と戦いながら今年は北穂に登るんだと本気で言ってた直美ちゃん(4月に他界)を想い「あれが北穂の小屋だよ」と指差し、合掌した。

しばらくすると槍が見えてくるその姿が進むにしたがってどんどん大きくなる。

屏風の頭へとの分岐手前で最後の涸沢の眺めと別れる。

ここから新村橋まで忍耐の下り、途中で奥又白池への中畠新道の入り口を探したが分からなかった。
ケルンが積んであって小説「氷壁」のナイロンザイルの舞台と書いたプレートを見たが
あそこだったのだろうか?

新村橋を通り越して歩いているシュンちゃんを呼び戻し、橋を渡って徳沢園に向かう。

11時過ぎ徳沢園到着、さっそく生で乾杯!
テーブルの横を見るとワインが冷えてる、ここから先はもう観光コース♪♪
一本3000円也の白ワインを買って、もつ煮とカレーうどんをアテにシュンちゃんとあっさり開けてしまった。

明神で橋を渡り、嘉門次小屋を見学し明神池淵の穂高神社奥宮に参拝する。

3時少し前にかっぱ橋到着、ソフトクリームを食べてると前に座ってた人が何と高岡の油谷さんだった。

3時半のバスに乗りアカンダナ駐車場に、帰りは家内の運転で大沢野の楽今日館に寄り帰路に着いた。
こうして楽しい3日間は終わった。
また穂高に行きたい。