命日

今日は父の命日
3年前玄関先で倒れ、最初は意識が無かったが2ヶ月を過ぎた頃から少しだけ意識が戻った。そしてその1ヵ月後次の病院に転院する前日に突然他界した。
父と息子、子供の頃はどこにでも連れてってもらったりしたが、大人になってからは話すことも無い。
一緒に晩御飯を食べ酒を飲んでても話すことは一言二言だけ。
たまに頼む畑の草刈も遠慮がちで、それに対して自分はぞんざいにしか答えてなかった。
晩年はそんな父との暮らしだった。

先日arzarezさんに教えてもらった星野富弘さんの詩にこういうのがあった。

「サンガイグサ/別れ」

あなたが最期にみた季節が また巡って来ました
あれから私は幽霊というものが
いてもいいと思うようになりました。

できることなら あなたに幽霊になってもらってでも
もう一度 逢いたいのです

父ちゃん
気づくのが少し遅かったけれど 分かりました
詫びることも お礼を言うことも出来なくなる
別れがあるということを