懐かしの曲シリーズその9

60年代の名曲もう一つ
スコットマッケンジー「花のサンフランシスコ」

世界中でヒッピーが流行した時期。
アメリカでは平和を訴えた若者がサンフランシスコに集まった。
日本ではこの頃、新宿の西口地下広場に毎週土曜日若者が集まった。
いくつものグループに別れ何人かで輪を囲みギターを弾いて歌を歌ったり
世の中の問題を熱く語り合っていた。
その頃東京に出たばかりの自分はその横をただ通り過ただけ。
ちょっとでも覗こうものなら、直ちに仲間にされそうな雰囲気だった。
ある日その集会に警察の規制が入った。
翌週集まった若者と警察が衝突、交番に火をつけたりして、ついに機動隊が入った。
その翌週からは、忽然と集会は消えた。
あんなに毎週集まってたのに、不思議な気がしたのを覚えている。
60年代の終わり68年のことだったように思う。