螺鈿迷宮

最近本を読む時間がなかなか無いのと
根気が無くなったのとで、この本えらく時間がかかった。
最初読み出したときは、面白くてすぐに読みきれるかと思ったが
この作者、海堂尊も読むのが4作目になると少し飽きてきたのかも知れない。
今までに読んだ作品もそうだが、現代の医療現場の抱える問題を大きなテーマとして物語は構成されている。
そして作者自身(作者自身も医師)が法廷で争ったAI(死亡時画像診断)をやるかやらないかが中心テーマとなっている。
医療現場と今の問題点を扱ってサスペンスとして面白く興味の湧く小説に仕上がっている。

螺鈿迷宮 上 (角川文庫)

螺鈿迷宮 上 (角川文庫)

螺鈿迷宮 下 (角川文庫)

螺鈿迷宮 下 (角川文庫)




さて、次は「三陸海岸津波」久しぶりの吉村昭
パラパラと最初のところだけ読んで見たけど恐ろしいことが書いてあった。
今回の大震災、過去のことがちゃんと教訓になってるのだろうかと思っている。