今朝亡父の実家(氷見市見内)から電話があった。
嫌な予感がした。
柳田の従兄が亡くなったという知らせだ。
10歳くらい年上の従兄だが、昔こちらの高校に通う為うちの家に3年間下宿していた。
その時は自分は小学校の低学年だった為、よく鉛筆を削ってもらったりした。
いろんな所にも連れてってもらった記憶がある。
高校卒業後京都の会社に勤めた従兄が暮れに帰ってきた時どうしても見内の家に連れて行けと我侭を言ったことがある。
その年は大雪で氷見に向かったバスが途中海老坂で止まってしまった。
今から考えるととんでもない距離だがそこからバスを降りて歩き出した。
小学生だしどれだけの距離を歩けばいいのかも分かっていなかったが、途方にくれて歩いていると後ろからバスがやってきてまた乗せてくれた。
何とか氷見に着きそこからバスを乗り換えて山奥に向かったが、また途中で止まってしまった。
今度は完全にその先には行けないとの事、またバスを降りて歩いた。
どれだけ歩いたのかは分からないが真っ暗になってから家に着いた。
当時のその家は囲炉裏があって赤々としたその炎を見て随分ほっとしたのを覚えている
大人一人なら何とでもなったろうに、小学生を連れて従兄は随分困ったのではと今思う。
そんな記憶のある従兄だが近年は、体の調子を崩していた、医者にかかるよう周りがいくらすすめても頑として言う事を聞かず、家族や兄弟を困らせていたようだ。
最近何度か会ってるがいつも気難しい顔をしているので
話しかけるのもためらうほどだった。
昔の事を思うと本当に寂しさがこみ上げる
キイチちゃん!!色々ありがとうございました。安らかに眠ってください・・
天国ではまた昔の優しい兄ちゃんでいてください。