ぶっつけ本番の旅最終編

朝になって、当麻寺の後何処に行こうかと言う話になって
法隆寺を考えていたが、時間がたっぷりあるので京都に行こうと言うことになった。
早速、7時半にホテルを出て当麻寺に向かう。
7時50分に寺の前に着くが、駐車場にも誰もいない・・
何時に開けるのか解らないが、とりあえず車を止めて境内を散歩する。
杜の中に三重の塔が見える。

歩きまわっても開く気配が無いので門前の町を歩く。
この辺りの家の塀の角に七福神が祭られていた。
大黒様

恵比寿様

また寺に戻るがまだ開かない、どうも9時からのようだ。
境内にあった日本最古の梵鐘、白鳳時代と書いてあった。

この後の予定が気になって、中を見るのは諦めて京都に向かうことにする
途中で見えた二上山(にじょうざん)

我が越中に赴任した大伴家持がこの山に似た山を見つけ故郷を偲んで
二上山(ふたがみやま)と名付けたらしい。
深田久弥によると奈良の二上山もかつては(ふたがみやま)と呼ばれたらしい
江戸時代に本居宣長がそのこと(呼び名がいつの間にかかわったこと)を嘆いてたと書いている。
二上山の麓に昨日あんなに探した道の駅が有った。
そこに寄ってふらふらしてると9時近くになった。
当麻寺の四天王像がやはり見たくなってまた戻ってしまった。
久しぶりに見る四天王はやはり迫力が有った。白鳳の世から今の時代までよく残されたものだ。
見終わって今度は本当に京都に向かったナビに任せると高速に乗って思いもしなかった大阪市内を通って行った。万葉の匂いを残すのどかな景色からあっという間に大都会のど真ん中に入った。
京都南で名神を降りると10分くらいで東寺に着いた。
駐車場は広くゆっくり止めて、講堂、金堂、五重塔を見て回った。
薬師如来像、大日如来像他国宝、重要文化財の仏像に感激を覚え参拝をする。
日本最大の五重塔はやはり素晴らしかった。

東寺を終わってまだ時間があるので嵐山に向かった
桂川にかかる渡月橋、天気も良く温かいので凄い人出だった。

嵐山の紅葉は終わりに近かった

五条通りを通って大津より高速に乗ったこれで高岡まで1000円で帰れると思ったが
なんと敦賀で事故の為通行止め高速を降ろされた。
それでも走ったことのない越前海岸をドライブして鯖江からまた高速に乗って高岡に戻った。
突然決めて、すぐに行った旅だったが、天気も良く12月とは思えない暖かい2日間はとてもいい思い出になった。