剱岳・下山

いつもの事ながら、山頂は人で賑わっていた。
横から「元ちゃんじゃ?」と声がかかり
よく見ると、今年の冬に一緒にスキーをした福井のkyuちゃんだった。
元々は元ちゃんの知人だが、偶然自分も知ってた。
聞くと、長次郎谷から八峰に登り、三の窓で泊まり北方稜線を来たとの事
仲間の人を見ると女性が大半のパーティ、ハーネス装備の岩屋さんたちだった。
恐るべき福井の軍団だ。
少し話をして、写真を撮り、ビールを一口づつ皆で分けて乾杯。

少し休んだら、帰りの室堂の最終バスに時間があまりないからと出発
「え〜え、せっかく登ったのにもう帰るがけ〜」だった。
仕方なく立ち上がって歩こうとすると朝痛めた左大腿部が痛い!
それからの別山尾根の下りは左足に体重をかけれずひどかった・・
カニの横ばい手前の下り、これが一般ルートかと何時も思う

鎖がでてくる

カニの横ばい通過

カニの立てばいは、もう誰も登っていなかった。

やっとの思いで剱沢に戻り、ビールで乾杯、また比佐恵さんの温かいうどんを頂く
テントを仕舞い、リュックを整え1時間あまりで出発。
重い荷物を背負って果たして登れるか・・
皆に迷惑をかけてしまうのではないかと不安になったが
剱沢に着いてすぐに張ったモーラステープが効いてきた
順調に登り予定より早く御前小屋に到着、しばらく休んで雷鳥沢に向かい急ぎ下った。
御前小屋前で剱とお別れ
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みくりが池が綺麗だった。

5時50分の最終バスしかない室堂はひっそりとしていた。

こうして夢のような2日間が終わった。
果たしてどうなるかと思って出た山行だけど
天気と仲間に助けられて無事行って来れた。
今回同行の元ちゃん、シュンちゃん、ユキちゃん、
そして沢山の美味しい料理を作ってくれた比佐恵さん
皆さん本当にありがとうございました。