「ジェネラルルージュの凱旋」

チームバチスタの栄光」「ナイチンゲールの沈黙」に続いて
海堂尊の「ジェネラルルージュの凱旋」を読んだ。
読み始めてすぐにアレッと思った。
一度本を閉じて表紙を見直した。本を間違えたかと思った。
話の始まりが「ナイチンゲールの沈黙」に似てる・・
似てると言うより、登場人物も背景も一緒だ。
と言う事は「ナイチンゲールの沈黙」で死んだ人間までいる。
これは時間を同じくして同じ場所での違う話の小説のようだ。
最後まで何か不思議な感覚にとらわれながら読んだ。
最近は小説の後についている解説はほとんど読まないけど
この本に関しては、どういうことなのか知りたくて読んでみた。
解説によれば作者はこの二つの小説は一つの物語オムニバスのようにしたかったらしい。
ただそうすると話が長すぎると言う事で全く別にしたらしい。
その理由はちょっと商業的匂いがするが
個人的には一つの話にしてほしかった。
その方がもっと読み応えのある作品になったような気がする。
まあ両方読んだから自分で勝手にカクテルすればいいのだけど。
この作者、最近のエンターティメントではかなり面白かった。
でも家にこの作者の作品がもう一作有るけど、
次読む本は違う作者にしようと思ってる。
妹が来るたびに本をどっさり置いていく為、どんどん未読の本がたまっていく。
暇つぶし目的の読書だけど、その量を見ると少しプレッシャーになってきたσ(^_^;)
さて、これから韓国vsアルゼンチンが始まる。
今夜はこれだな♪