ピッケルは凶器

雪の山でいつも携帯してるピッケル
雪面に刺して体を確保したり
滑落しそうな際に制動をかけたり
とても頼りにしているけど
ピッケルは一つ間違えば自分を傷つける凶器になる
先日、滑落停止の練習をした時
以前ピッケルを雪面に刺したが手を離してしまったのにベルトで体が止まった人を見た。
それを思い出して実際止まるか試してみた。
斜面で転ぶと同時にピッケルを深く刺し、その後手を離してみた。
その瞬間後頭部に激痛が・・
ピッケルが抜けてベルトに引っ張られて飛んできたのだ。
ピッケルのどの部分が頭に当たったのかは分からないが、こぶが出来た。
もしブレードの部分が当たってればと思うとゾッとする。
随分前の事だけど、斜面で休憩した時ピッケルを左手から右手に持ち替えた瞬間
買ったばかりのヤッケをスッパと切った事がある。
ピッケルは頼りになるが、油断は禁物だ。
ピッケルを持つ時はピッケルに対しても緊張感を持つ必要がある。
ピッケルを離すと危険だと言う事が分かったので
今後は絶対に手から離さない事と常にブレードの位置を意識するようにしよう。