野菜工場

昨夜NHKのクローズアップ現代野菜工場の話をやってた
この番組たまにはいい内容もあるが
どうも何を考えてるのかと言いたくなる内容が多い。
鉄鋼関係の会社が資本をかけて野菜つくりをする
新しい技術をつぎ込んで新鮮な野菜を安く市場に提供する
全てがいいような事を言ってるが
本当にそうだろうか?
第一太陽にもあたらない、電気の灯りと肥料だけで作った野菜がいいだろうか
もやしは好きだけど、全ての野菜がもやしのようになってしまうのはいかがなものか
それより、今まで野菜を作って市場に提供してた農家の人たちに与える打撃を考えてるのだろうか?
農家の人の稼ぎを奪い物の値段だけが安くなる、デフレを加速する要因になる
ただでさえ、海外に依存度が高くなって安値の野菜に農家は苦しめられているのに
そのうち農家は野菜つくりをやめてしまうのではと思う。
新しい試みもいいがその影で苦しむ人もいることを考えてほしい。
NHKの話とはずれるが、
我が業界も同じだけど、ほとんどのものがコストの安さを求めて生産を海外に頼っている
結果日本の製造現場で働いていた人たちの職を奪う、
物の値段だけが安くなり、収入が減る
こんな事が続いたらいったい日本はどうなるのだろう
仕舞いには日本で物が作れなくなってしまう、物作りを忘れてしまった日本
もし海外との関係が何らかの要因で悪くなったら、どうするのだろうか
こんなことを野放しにしてる政治が悪いとしか言いようがない。