海王伝

海王伝 (文春文庫)

海王伝 (文春文庫)

前作「海狼伝」に続き「海王伝」を読んだ。
「海狼伝」よりも、かなり面白かった。
前作の続編と言う事なので、完全な続きかどうかと思ったが
少しだけ新たな展開を加えた完全な続きだった。
続編と言うと前作の話を一度リセットして、
背景を変えたり、時間を変えたりの場合が多いように思うけど
この作品は全く一つの作品に思える。
上巻、下巻と言った感じ。
作品名を替えて二つの作品にしたのはなぜだろうと思う。
間に他の作品を挟んで3年間あるからか?
いずれにしても、狭い島国を飛び出して外国を自由に行き来する人々
この時代にも実際に多くの人がいたのだろうけど。
その勇気にロマンを感じる。