山の安全。

トムラウシの遭難事故が有っても無くても、今回の山行は中止になったと思うが、ニュースを聞いてやはり安全と言うことについて考えさせられた。
登山ツアーに参加する人のことをなんとかは言いたくないが、
よく山で会うツアーの団体、何か観光地の団体さんと同じ雰囲気を感じる。
はたして、あの人たちは自分らが行く山をしっかり研究しているのか
とても心配になる。下手をすればツアー会社のパンフレットで、「熟練ガイドが案内する安全登山」などと言うキャッチフレーズをそのまま信じているのではないかと思う。パンフレットでその山の見どころとかばかり頭に入れて、危険に関してはガイドが回避してくれると、あまり考えていないのではと思えてならない。
安全な山行、たとえ誰に連れててもらうにしろ山を研究し尽くすことそして自分の体力に合わせて危険を予測することが大事だと思う。
ガイドであろうが、先輩であろうが相手のその日の体調など解るはずもない。
大人数のツアーになれば、体調の悪い人が出る確率は高い、そのようなときどう対処するかは、ガイドさんツアー会社ではある程度、確認はできてるとは思うが、参加者にはその時の全員の意志の統一などないと思う。
よく単独行は危険と言われるが、単独行は自分しかいないから体力も体調も全て判断できる。やめようと思えば誰の了解も要らない。
同行者の体調の心配も要らなければ、やめる時の了解も要らない。
危険と言えば不慮の事故が起きた時、助ける人(救助を要請する人)がいないということだけ。
そう言うと、パーティを組んでの登山も否定しているように聞こえるが、それはそれで楽しさが違う。一人でどんな綺麗な景色、花を見ても、やはり同調してくれる人がいると感動が違うような気がする。
まあどちらにしても、山での危険は付き物、自分の安全は自分で守る、人に頼らないということが大切。
などと偉そうなことを言ってるが、何度も同行の仲間に助けて貰ってるのも事実。
矛盾してるな〜。